娘と生きる不登校な時間

娘から笑顔が消えた。いじめ、不登校、精神崩壊、転校、リストカット、性犯罪。生きる意味に疑問をもつ娘に、自信と笑顔を与えたい。二人三脚で難関大学受験に挑むシングルマザーの記録。

┝02.学校で死に 塾で生きる

気付いていないことにも気付かない

  • 気付いていないことにも気付かない
    • 12歳ミノリの受験生活
    • 12歳ミノリの学校生活苦
    •  お母さんには言わないで
    • 恐怖と涙と怒り

 

12歳ミノリの受験生活

私たちが母子家庭となり

一年が経とうとしている

ミノリ6年生の夏の終わり。

  

中学受験への意気込みも

さらにパワーアップし

 

朝起きるのが苦手なミノリが

毎朝、学校へ行く前に

ドリルを数枚解くようになったり

 

学校から帰ってきたかと思えば

私が作っておいたお弁当を持って

すぐに塾に向かい

夜9時過ぎまで勉強し

 

帰宅後学校の宿題を済ませ

塾で間違えた問題を見直してから

お風呂に入り

12時までには眠る。

 

そんな生活に変わりました。

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┝01.突然現れた選択肢 離婚と中学受験

それぞれの選択

  • それぞれの選択
    • 9歳のミノリに与えた情報という名の選択肢
    • 放任主義ではなく自由選択主義でありたい
    • 11歳ミノリの選択、からの旦那の選択
    • タクとミノリの優しい言葉と母の決断

 

9歳のミノリに与えた情報という名の選択肢

 私たち夫婦が離婚を決めたのは

ミノリが小学5年生の秋のことでした。

 

ミノリは比較的、勉強が好きな子で

プライドも高く

『勉強ができて、可愛くて、人気者』

そう自負しているようなところがありました。

 

高学年にもなると

発達障害の兄、タクとの3歳差は

殆ど感じなくなりました。

 

タクがいつまでも幼稚で不安定なぶん

同年代の子のなかでも

大人びていてしっかりもののミノリは

(時には扱いづらいところもあるけれど)

私が『人人』として関われる

一番身近な存在で

心の拠り所でもありました。

 

 そんなミノリが小学3年生のとき

私はミノリにある提案をしました。

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プロローグ

 私は24歳の時、7歳年上の男性と

半年程の恋愛期間を経て結婚しました。

 

挙式を終えた翌月に妊娠が判明し

25歳で第一子(長男/タク)を出産。

その後、28歳で第二子(長女/ミノリ)

出産しました。

 

3歳差の兄妹。

 

でもタクは、生まれながらに

動作や言葉の発達に遅れがあり

2歳の時に【広範性発達障害】

診断されました。 

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