娘と生きる不登校な時間

娘から笑顔が消えた。いじめ、不登校、精神崩壊、転校、リストカット、性犯罪。生きる意味に疑問をもつ娘に、自信と笑顔を与えたい。二人三脚で難関大学受験に挑むシングルマザーの記録。

プロローグ

 私は24歳の時、7歳年上の男性と

半年程の恋愛期間を経て結婚しました。

 

挙式を終えた翌月に妊娠が判明し

25歳で第一子(長男/タク)を出産。

その後、28歳で第二子(長女/ミノリ)

出産しました。

 

3歳差の兄妹。

 

でもタクは、生まれながらに

動作や言葉の発達に遅れがあり

2歳の時に【広範性発達障害】

診断されました。 

  

タクの多動性やパニック発作に振り回され

休まる隙もない日々。

そんなタクを我が子ながら可愛いと思えず

育児と家庭から目をそらす旦那

 

そんな時に生まれたミノリの

二度とない愛おしい赤ちゃんの時期を

 

私はあまり覚えていません…。

 

 

その当時、思い出すのは

タクと旦那の間を必死で取り繕いながら

嘘の笑顔でやり過ごす私の姿。

 

不穏な空気が苦手な私は

その後何年も、その笑顔を続けます。

 

 

そんななか

ミノリは保育園、幼稚園、小学校へと進み

私立中学への受験を自ら希望します。

 

読書や勉強が好きで

笑顔がとても可愛くて

人を笑わせる事が得意で

クラスでも大人気なミノリ

 

・・・と

そう思っていました

 

それまでは。

 

私はミノリのことを

きちんと見てあげられていませんでした。

 

タクが中学生になり

やっと少し落ち着いてきた頃

ミノリから笑顔が消えました

 

ミノリ12歳

 

そこから始まる

母娘の流せない涙の日々をここに綴ります。

 

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